秋は、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋などとよく表現されますが、労働安全衛生分野においては「健康の秋」と言えるのではないでしょうか。
９月から10月にかけて、様々な労働安全衛生関係の行事や特別運動が催されています。
９月は、「職場の健康診断実施強化月間」、「健康増進普及月間」です。また、「自殺予防週間」もあります。
10月は、毎年１日から７日まで「全国労働衛生週間」を実施しています。「全国労働衛生週間」は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高め、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することなどを目的に、昭和25年から毎年実施されており、今年で75回目になります。今年度は、「推してます みんな笑顔の 健康職場」をスローガンに、各事業場におけるさまざまな取組みが推進されています。
１年に１回、こうしたタイミングを捉えて、ご自分の今の健康について振り返ってみてはいかがでしょうか。
こころの耳では、あなたの職場におけるストレスレベルや疲労蓄積度を測定できるツール、「5分でできる職場のストレスセルフチェック」、「働く人の疲労蓄積度セルフチェック（働く人用）」をご用意しています。ストレスレベルや疲労蓄積度が高い場合は、まわりの方に相談したり、医療機関を受診したりしてみるのもいいかもしれません。専門の相談機関や相談窓口に相談したい場合は、「相談窓口案内」からご自身の悩みに適した窓口を探していただくことができます。
また、「わたしのセルフケア宣言」を活用して、自分に合ったセルフケアを意識して日々を過ごしてみるのもよいでしょう。自分自身のこころの健康を意識して生活する習慣を身に着けることが、いきいきと働き続けることにつながります。
事業場における取組みも、こころとからだの健康を維持向上するために非常に大切です。
働きやすい職場づくりについて解説する動画コンテンツ「動画で学ぶ『職場環境等の改善』」では、職場環境等の改善を通じたストレスの低減についてご紹介しています。また、「職場のメンタルヘルスシンポジウム」では、様々なテーマについて、基調講演、企業担当者による取組事例の紹介、パネルディスカッションの動画をご覧いただけます。
ストレスは、労働者の健康問題だけでなく、生産性の低下や事故にもつながりかねません。この機会に、職場のメンタルヘルス対策について見直してみてはいかがでしょうか。
こころとからだの健康は、長くいきいきと働き続ける大切な土台です。皆さまが、健康でいきいきと働き続けられることを願っております。
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